鯖内で話題に上がったんで書いてみます。
ちなみに、サーバ管理者としては、これを書いて脅すつもりは全然ないです。
まじめ?にプレイしてる人が、うっかりやってしまったことに対して、逮捕されたりしないか?なんてビクビクしながらプレイしてる例も見られますが、逮捕されることなんてほとんど無いし、逆によく理解しておけば安心してプレイできるので、そいう安心感の為に知っておいた方がいいかなと思ってます。
※注意:そうとうざっくり書いてます。法律は厳密な解釈などが難しく、裁判などで覆ることもあるので、ここに記載してあることは場合によっては間違ってる内容になる場合があるのでご注意を。
不正アクセス防止法
マイクラ鯖の場合は、他人のアカウントで不正ログインした場合にこれに該当する場合があります.
※実際にオンラインゲームでこれで捕まる人はそこそこ居ます。なにせ、この法律ができて始めての逮捕がオンラインゲームで他人のアカウントでのログインですからね。
ちなみにマイクラ鯖の場合は認証サーバがmojangなので、マイクラでの不正ログインはサーバ管理者が被害者にならないかもしれません。当然、マイクラクライアントじゃなくて、サーバ(OS)に入られたら対象になります。
電磁的記録不正作出
コンピュータの記録を改ざんとかした時に問われる感じ。マイクラ(ゲームそのもの)でこれに問われるのはあまり無いかなぁ~。
電子計算機損壊等業務妨害罪
これもコンピュータのデータを改ざんしたり、あるいはサーバ停止(いわゆるDoS攻撃)に陥らせる行為とか。ちなみにマイクラ鯖のように「業務」じゃなくても該当になる場合もあったり。
mcBANSのグローバルBAN条件にもサーバ停止させるようなことが書いてますが、悪意や被害の程度によってはBANどころじゃなくて捕まるのでご注意を。
脅迫罪
チャットとかで脅迫するとこれ。罪に問われるレベルともなるとよっぽどのことが無いとだけど、マイクラのチャットでもあり得なくは無いですね。
著作権法/知的財産関連
他人の著作物に関する法律で、ありがちなのはデータコピー、二次創作系ですね。マイクラで言うとゲーム画面やテクスチャなどのデータの扱いが該当かな。
これは極端に言うと、作者(マイクラはMojang)の許可なしにスクリーンショットを取って公開してはダメってことになります。特にマイクラの場合はブロックで絵を描けたりもできるので、それも二次創作物の該当になったりまします。
作者(Mojang)からはこれをどう扱っていいかについてはMojangのサイト(https://account.mojang.com/documents/minecraft_eula)に書いてあります。
なんと、日本語になってますね(前は英語だった)。ざっくり読んでみると、以下の通りだと思います。
- 著作権については当然放棄してないが、そんなに厳しく取り締まるつもりは無い。
- マイクラ関連ソフトウェアは勝手に販売/もうけてはだめ。不正コピーもだめ。
- ModはOK。ただし悪さに使わないこと。
- 画面のキャプチャを公開するのはOK。事前許可も不要。
つまり、マイクラのキャプチャ公開は、作者から常時許可が得られている状態なのでOKという考え方でいいのかなと思います。
ちなみに、ブロックで描く絵は二次創作物になる場合があります。たとえばウチの管理しているサーバ内には、艦コレのキャラクタの絵がありますが、こういう物はMojangの著作権ではなく、艦コレ側の著作権の考え方を参考にしなければなりません。
まぁ、許可されている物が多いのであまり厳しく考えなくてもいいですが、たとえばディズニーキャラなど、著作権に厳しいのは注意した方がいいですね。
私の管理しているサーバについては、サーバの悪い宣伝にならなければ、管理者の許可無しに自由に紹介や動画撮影してOKです(参加者が嫌がるかもなので、一応チャットなどで許可を得ていた方がいいかもだけど)
ってことで、いろいろ書きました、基本的にはよっぽどのことをしないと逮捕されたりはしません。逆に、違法行為はやってしまった以上は謝っても処罰されます。(恩赦ってのはあるけど)
だから、荒らしOKって訳では無いです。管理者としては、参加してる大勢の人が楽しめるように、不正/荒らしに対しては毅然と対応します。特に、他所で悪さをしてたりとか、「自分だけ楽しめれば他人に迷惑がかかってもお構いなし」みたいな行動を取る人(特にルール違反を繰り返す人)には厳しい対応をしてます。
一方で、ちょっとしたいたずら心でやってしまったなら、ちゃんと謝って次から気をつけてもらえればいきなりBANってこともあまりしてませんね。
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