BungeeCard_build#1013
TeleportSigns_v1.3.2
BungeeCardはサーバ間ゲートですね。プラグインではなく、Bukkitやspigotと同様に単体で可動するJavaサーバです。
よく、PvPサーバなどで見かけますが、ロビーサーバやゲームサーバなど一つのサーバ内で納められない場合や、全然別の他サーバとのサーバ間接続に使われますね。絵に描くと以下の様な感じ。
絵面的にはBungeeCardへログインしているように見えますが、入り口としての橋渡しになってるだけで、ログインすると直ぐにロビーサーバへ接続されます。
TeleportSignsは移動用のゲートを看板で実現するプラグインですね。BungeeCardはコマンドでサーバ間を移動するので、それをしやすくするだけのものです。
実現方法や機能制限などを纏めると以下の様な感じ。
- BungeeCard自身が独自のポート番号を持つので、同じサーバ上のマイクラサーバが居るなら、その番号とは別にしなければならない。
- BungeeCardを経由しなくても各マイクラサーバへのログインは可能(ただしそれは推奨できない。詳しくは次項以降)
- 1.7の後半のバージョンから、マイクラサーバが個人情報をUUIDで管理するようになったが、BungeeCard経由だとUUIDが変わるので、運用中のサーバにこの機能を追加すると「お初さん」になってしまう。回避するには以下の設定が必要。
・spigotサーバを使って、設定ファイルspigot.yml内のbungeecordをtrueにする。
・BungeeCardのconfig.ymlのip_forwardをtrueにする。 - 各サーバはonline-modeをfalseにしなければならない。(server.propertiesか、起動オプション-o trueを付ける)
- どこのサーバに居ても外部から見えるサーバ全体のログインプレイヤー数はカウントされる。
- MinecraftForgeの入ったクライアントだとログイン時のサーバ一覧にバニラ(V)かどうかの表示がでますが、バニラでは無いという表示になってしまいます。それでもロビーサーバがバニラならバニラで入れるし、そのほかのサーバがModサーバならサーバ間移動の時に遮断されます。
ちなみにspigot.ymlのbungeecordをtrueにすると、BungeeCord経由でなければログインできなくなります。何れにしろonline-modeを切ると管理者アカウントを奪われる危険性があるので、直接ログインはしない運用にするのが吉ですね。
以下、設定方法です。
- TeleportSignsを使うなら、BungeeCordのconfig.ymlのpermissionsにあるbungeecord.command.serverはadminに移すべき。看板を使わなくても誰でもテレポートできちゃうっぽいので。
また、以下の様な設定にすると、指定したプレイヤーだけがadmin permissionsに設定されたコマンドが使えますね。groups:
プレイヤー名:
– admin - config.ymlのlisteners設定の意味は以下の様な感じ。
max_players…最大ログイン数だが、これは表示上だけ。実際には個々のサーバの上限が制限となる。
fallback_server…ロビーサーバが死んでしまっている時に接続するサーバ名。
host…BungeeCord自体の接続設定「0.0.0.0:25555」みたいにすると「25555」ポートで接続可能となる。
default_server…ロビーサーバ
motd…マイクラのクライアント側に表示させる紹介文 - config.ymlのserversは、接続するサーバ分全て記入する。
サーバ名:
address: 192.168.xxx.xxx:25553 ←マイクラサーバのIPとポート
restricted: false
motd: ‘サーバ説明’ ←サーバの説明。ほとんど表示されることは無い。 - ちなみに、config.ymlにもonline_modeの設定がありますね。当然、trueで運用すべき。
ip_forwardについては上に書いた通りです。
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